Windchaser

結構人気のある曲でして、ありがたい限りです。

このWindchaserなんですが、実は以前ボツになった未発表曲のアンサーソングとして出来たのが始まりでして、歌詞もその曲と対になっています。

ボツになった曲のテーマは旅人だったのですが、旅人は主人公ではなく、主人公である悩める少年に対し、生きて行く事とはどういう事かを示唆するキーパーソンとして登場します。

旅人はひとところに留まらないが故に旅人な訳で、短期間の滞在の後に何れかに旅立ってしまうのですが、この旅人との邂逅は少年に大きな影響を与え、前向きに生きて行くことを誓います。まあそんな内容の歌詞でした。

Windchaserはその旅人を主人公とした曲です。

蒙を啓かれた少年からしたら、生涯における一瞬の光彩、眩いばかりの存在であると言える旅人なんですが、翻れば彼も一個の人間であり、少年が思うような聖人君主では無い訳です。

当然、少年と同じように、悩み、憂い、倦み、幾度も挫折しそうになる訳です。

それでも歌詞にあるように、少年との約束を糧に、ちゃんとしないといけないと思い、また前を向く訳です。

まああれですよ。仕事でも部下が付いた方がむしろちゃんとしようとしますよね?1人だと自分の裁量で適当にやっちゃうんですが、組織になれば筋を通さなくてはならない訳で、部下の手本になろうという意識が出ます。地位が人を作ると言ったりしますが、そんな感じです。

いずれにせよ、人生とは風の様な物で、時に追い風に乗り、時に向かい風に遭い、時にビル風みたいのに翻弄される。畢竟、生きるか死ぬか。生きて行くなら前を向き、風を追っかけて行くしかない訳です。勇気を持って信じた道を行けば、その先には、それなりの約束の地が待ってるんじゃないのでしょうか。

大なり小なり皆そうやって生きている、そんな歌詞にしたかった次第です。

それではこの辺で。

 

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